TALEK スタディツアー等でフィリピンの子どもたちに学用品、古着等を手渡して交流しています




活動報告2023年10月を作成しました。

           ≪動画 ≫
リコーダーへの挑戦2日間 2023
リコーダーを貰ってお礼の挨拶 2023
鍵盤ハーモニカとの再会 2023

  
活動報告(2023.6)目次

現地からの手紙等
貧困地区での配布
配布名簿の必要性(学校での配布の場合)
学校での配布
リコーダーの演奏指導
会計報告

現地からの手紙等

日本のお友達へ(アルマグアー小学校の生徒からの手紙)

《訳文》

日本のお友達へ

私はアルマグアーノース小学校のラゼル・レインです。
今 私は自分の楽器を持っています。
しかもリコーダーを演奏することもできます。
でも 一周間前までは自分の楽器を持てるとは思いもしませんでした。
本当に思ってもみないことが起こりました。
日本の生徒が使っていたリコーダーを寄付してくれたそうです。
私はその人に感謝しています。
       12歳      6年生




ラゼル・レイン D. アヴェシラさん

マナイ先生からのお礼の手紙

《訳文》
皆様方へ
私はフィリピン、ヌエバ ビスカヤ州のバヨンボンにあるマソック小学校の教師、チェリー・K・マナイです。
今年も日本人ボランティアの方々から学用品や古着を直接受け取ることができました。
新型コロナウイルスの発生前と同じように安定して物資を受け取ることができ、とても嬉しく思います。
ところで、多くの子供たちは鍵盤ハーモニカを演奏したいと思っています。
しかしそれを買ってやれない親たちがいます。
日本では鍵盤ハーモニカを生徒一人一人が持っていると聞きました。 もし使わない鍵盤ハーモニカがあるならば生徒たちに提供して頂けないでしょうか。
私は生徒たちに好きな楽器を演奏して貰いたいと思っております。
                                             敬具
                    チェリー K. マナイ

ご支援を下さいました皆様方へ
この度はフィリピンの人々へのご支援をいただき誠にありがとうございました。
おかげ様で現地活動を無事実施させて頂きました。
今回鍵盤ハーモニカの数は揃わなかったのですが、リコーダーが10台揃いましたので、アルマグアーノース小学校で演奏指導及び配布を実施させて頂くことが出来ました。
自分の楽器がもてるようになり喜んでおります子どもたちの顔を見ますと、改めて楽器を買えない子どもたちがいるという現実を感じました。
また、要望が多い鍵盤ハーモニカにつきましては来年を目標に演奏指導及び配布を実施出来るよう一層の広報活動に努めて参ります。
私の力不足で活動内容をコロナ前よりも後退させてしまい本当に申し訳ございません。
このような状況でも助けて下さいましたボランティアの皆様方には再度御礼申し上げます。

                心よりの敬意を       五十嵐敏夫

以下に今回の現地活動の報告をさせて頂きます。

下記小学校で学用品、古着、おもちゃ等の配布を行いました。
ヌエバビスカヤ州 アルマグアー ノース小学校
ヌエバビスカヤ州 マソク小学校
先生に各学年(含幼稚園)で、それぞれ貧しい子ども10名の名簿を作成してもらい、その名簿に基づいて配布を実施しました。
また、アルマグアー ノース小学校ではリコーダーの演奏指導も実施しました。

下記貧困地区で学用品、古着、おもちゃ等の配布を行いました。
ヌエバビスカヤ州 ドウケ地区
マウンテン州   カンイオ地区
マウンテン州   バイヨ地区

貧困地区での配布

無数穴のシャツ

貧困地区で出会った少女のシャツには大小無数の穴がありました。
日本ではこのような子はまず見ませんが、フィリピンの貧困地区では、このような服の子は直ぐに見つかります。
彼女に合うサイズの服がありほっとしました。
                (ドウケ貧困地区)


後ろ姿

後ろにも穴が開き、色落ちもしていました。
                (ドウケ地区)


冬物衣類の配布

およそ1300mの高地で谷間にあるこの村では冬の朝はたき火をしますので、ジャケット、毛糸の帽子、手袋等の冬物中心に配布しました。
この日も谷間の風が吹いており、配布された衣類等を着ている子どもたちもいました。
なお、冬の朝の様子は 南国は寒い? をご覧下さい。
                (バイヨー地区)



風邪薬の配布

ご寄付いただきましたお金を使い、貧困地区で要望が多い風邪薬を購入し配布致しました。
なお、会計報告はこのページの一番下に記載致しました。
                (バイヨー地区)


軽食の配布

お腹を空かしている子どもたちもいるため食パンとマガリンのサンドイッチを食べてもらいました。
なお、フィリピンはアジア唯一のキリスト教国で、食前のお祈りをしているところです。
手前の2人は配布した靴を早速履いていました。
足だけ見えるのは高学年の子どもたちですが、皆靴は履いていませんでした。
                (カンイオ地区)


配布名簿の必要性(学校での配布の場合)

配布名簿

フィリピンは貧富の差が激しく、学区内に貧困地区がある学校でも生徒全てが貧しいわけではありません。
このため先生に各学年(幼稚園を含)10名の貧しい子どもの名簿を作成してもらい、その名簿に基づいて配布を実施しております。
以降の2枚の写真で、お金持ちの子どもたちの具体的な生活を説明させて頂いております。
                (マソック小学校の例)

歩かず通学

お金のある家の子は歩いて通学しません。
オートバイにサイドカーをつけたトライシクールはタクシーと同じように利用するものです。
左端にはお父さんの自家用バイクで通学する子どもがいます。
                (アルマグアーノース小学校)



スマホ三昧

日本と同じようにスマホを持っている子も結構おります。
彼らの親は子どもに欲しい物をある程度与えられる経済力をもっており、学用品、衣類等に困ってはおりません。
従いまして配布物品は生徒全員では無く、貧しい子どもだけに渡す必要があると考え今まで配布させて頂いております。

                (アルマグアー ノース小学校)


学校での配布

サイズが合って

先生には各学年10名の配布者のうちで特に貧しい子を先頭にして下さいとお願いしております。
先頭の子どもには数の少ないバックパックまたは靴等をプラスし配布いたしました。
この子は靴のサイズが合い貰えることが分かっているので、ニッコリしていました。
なお、彼女はサンダルだけで、靴は持っていないそうです。
                (マソック小学校)


慎重に選んで

子どもたちはジックリと物品を選びます。
この子も手は伸びるのですが、どれを掴むのか慎重に考えていました。
なお、彼が選んでおりますのは手作りマスクです。
大量のご寄付を頂きサイズ、柄、数がありましたので、一つの学校をまかなうことができました。
また、他の方からビニール袋のご寄付をいただいておりましたので、この袋に一つずつ詰めさせて頂きました。
                 (アルマグアー ノース小学校)



お気に入り

この子には大きいズボンでしたが、どうしてもこのズボンがいいということで配布いたしました。
少し待ってサイズが合ってきたら履くと言っていました。
なお写真は個人情報保護の観点から一部を修正させて頂きました。
                (アルマグアー ノース小学校)


お母さん想い

右端の子はお母さんへということで婦人物のバッグを選びました。
男の子用のバックも有ったのですが。
普段あげたくてもなかなか上げられない事情がありました。
                (アルマグアーノース小学校)


日本の幼稚園?

日本の幼稚園の帽子を被ってみんなご機嫌でした。
帽子は子どもたちが自分で選んだものです。
先生方は小さい子には強い日差しを避けさせたいが、ほとんどの子は帽子を持っていないと言っていました。
なお、フィリピンの幼稚園は小学校にあり、1年生の前の一つの学年です。
                (マソック小学校)


中に裁縫道具がいっぱい

お裁縫箱の中に道具が一式入っていましたので、よろこんでいました。
ご寄付された方の想い出がいっぱい詰まったお裁縫箱だったのだろうと思います。
次はこの子の想い出をいっぱい詰めこんで貰いたいと思いました。
                (マソック小学校)


本当は上下であげたいのですが

上下でご寄付頂きましたジャージです。
せっかく上下揃っておりますので、できることならば一人の子どもに配布したいところです。
しかしながら、私どものような小さなボランティアでは物資が豊富ではなく、誠に勝手ではございますが多くの子どもたちに衣類が配布できるよう上下別々に配布させて頂きました。
                (マソック小学校)



上衣はこちらの子へ

上衣はこちらの子へ配布させて頂きました。
上下分かれてしまいましたが、それぞれの子の役に立って貰えればと思いました。
                (マソック小学校)



子たちの履き物

配布を受けた3年生10名です。
このうち靴を履いているのは1名だけでした。
                (マソック小学校)



医薬品の配布

ご寄付いただきましたお金を使い傷薬、消毒用アルコール、脱脂綿を購入し配布致しました。
現地の学校には医薬品及び保健室がありませんので、医薬品の配布は大変喜ばれます。
現地の状況は ケガ をご覧下さい。
マソック小学校では船便の受け取り、お礼状、受取人名簿等の作成をして下さっていますマナイ先生(右から3人目)に管理を御願いいたしました。
なお、会計報告はこのページの一番下に記載致しました。
                (マソック小学校)



鉛筆削り器

一台の鉛筆削り器ですがクラスのみんなはすごくよろこんでおりました。
鉛筆削り器を持っていない子が多いと先生が説明してくれました。
もう削りたい鉛筆を持って待っている子もいました。(前列右より5人目)
                (アルマグアー ノース小学校)



リコーダーの演奏指導

個別指導

長い期間かかりましたがリコーダーが10台揃いましたので、およそ90分のお昼休みの40分を頂きリコーダーの演奏指導を3日間実施しました。
個人への指使いの指導ではgood, nice, amazing(本当の使い方がわかっていませんが)を言い続け、何回も何回も一緒に練習しました。
10人とも初めて楽器を手にする子たちでした。
                (アルマグアー ノース小学校)

合奏

最後はリーダーも出てくれ校長先生にも来て頂きキラキラ星を合奏しました。
リーダー役の子はカメラを向けると指揮を中断しポーズをとってしまう面白い子で、おかげでみんなで楽しく演奏することができました。
そしてまた、子どもたちから力を貰いました。
                (アルマグアーノース小学校)



会計報告

現金のご寄付は両替し、学校配布用として消毒用アルコール×1本、脱脂綿×1パック、キズ薬(1L)×1本、貧困地区配布用として風邪薬×200錠を、それぞれ購入しました。
また、JCBカードのご寄付は学校、貧困地区配布用としてボールペン(5本組を7点)を購入しました。

下記のとおり会計報告致します。



お名前につきましては個人情報保護の観点から控えさせていただきました。
新型コロナウイルスの影響でおよそ2年間現地活動することができませんでした。
前期繰越金はこの間等にお預かりしたものです。
従いまして一回で全額を使わずに徐々に使って参ります。
現地の学校には医薬品及び保健室がありませんので、医薬品を購入させて頂きました。
なお、現地の状況は ケガ をご覧下さい。






両替書

5,000円  1,965ペソ

0.393  換算率



領収書①(薬代、学校配布用)

消毒用アルコール 1本          74.75ペソ



領収書②(薬代、学校配布用)

脱脂綿 1パック             118.75ペソ




領収書③(薬代、貧困地区、学校配布用)


キズ薬 1本(1L)         108.50ペソ
風邪薬 200錠        1,600.00ペソ





領収書④(ボールペン代、貧困地区、学校配布用)


ボールペン5本組 7点       3,003円


                   

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