TALEK スタディツアー等でフィリピンの子どもたちに学用品、古着等を手渡して交流しています




活動報告2023年10月を作成しました。

           ≪動画 ≫
リコーダーへの挑戦2日間 2023
リコーダーを貰ってお礼の挨拶 2023
鍵盤ハーモニカとの再会 2023

  
活動報告(2022.12)目次

現地からの手紙等
貧困地区での配布
貧困地区の生活(ドウケ地区)
学校での配布
会計報告

現地からの手紙等

日本のお友達へ(アルマグアー小学校の生徒からの手紙)

《訳文》

日本のお友達へ

私はアルマグアー小学校のラゼル・レイン D. アヴェシラです。
私たちは学用品、古着、マスク、歯ブラシ等を頂きました。
今まで会ったことのない日本人が物をくれたので驚きました。
私は親と親戚以外の人から物を貰ったことが無いからです。
先生は以前日本のボランティアが鍵盤ハーモニカもくれたと言っていました。
私は鍵盤ハーモニカを演奏したいと思いました。
何故なら音楽が大好きだからです。
       11歳      ラゼル・レイン D. アヴェシラ




ラゼル・レイン D. アヴェシラさん

マナイ先生からのお礼の手紙

《訳文》
皆様方へ
私はフィリピン、ヌエバ・ビスカヤ州バヨンボン マソック小学校の教師、チェリー K. マナイと申します。
新型コロナウイルスが世界中に広がり、多くの人々の生活に大きな影響を与えました。
フィリピンでは、この流行により、特に貧困家庭の生徒の保護者が仕事を失ったり、経済的な理由で病院に行くことができなくなったりしました。
そのため、子どもたちに学校で必要とするものを与えることが難しくなりました。
しかし、あなた方のボランティア活動は新型コロナウイルスの流行下でも止まることはありませんでした。恵まれない子どもたちは、日本のボランティアの方々から直接学用品や古着などを受け取ることができました。
私たちの児童を継続的に支援してくださることは、本当に幸運であり、とても感謝しています。
改めて、学校長、15名の教職員、そして426名の児童を代表して、私たちの学校に絶え間ない支援をしてくださっている日本人ボランティアの方々に心からお礼を申し上げます。
あなた方が私たちフィリピン人、特にマソック小学校の恵まれない子どもたちに、皆さんの善意が伝わり、さらに神から恵みを授けられることを願っております。
            敬具
                    チェリー K. マナイ

皆様方にはこのコロナ禍のおよそ3年間ご支援くださいまして本当にありがとうございました。
おかげさまでこの間も現地へ物資を送ることができました。
また、今回ようやく現地で物資を手渡し、それを皆様方に報告させて頂くことができました。
しかしながら残念な報告もあります。
およそ9年前からボランティア活動手伝ってくれましたジェトロ君へ今回もボランティア活動をお願いしましたが返事がありませんでした。
このため、マリコンでの活動を断念致しました。
フィリピンの多くの人々は断る時はNOと言わずに返事をしません。これは私が今まで小学校との調整で経験してきたことです。
長い間助けてもらっていたので辛い気持ちもありましたが、ジェット君は働くようになり、活動を卒業した可能性もあり、もしそうだとしたならば彼の成長を喜ぶべきことです。
いずれにしましても今後の彼の幸せを願うばかりです。
また、新型コロナウイルスの影響も、まだありますことから子ども食堂の開催は今回断念致しました。
更に鍵盤ハーモニカの数が揃わず現地での演奏指導及び配布ができませんでした。
鍵盤ハーモニカについては子どもたちからの要望も複数あったのですが、今回活動を実施することが出来ず子どもたちには申し訳ないことをしたと思っております。
皆様方からのご支援を頂きながら、私の力不足によりこのような報告になってしまい本当に申し訳なく思っております。
次回の活動の備え、掲示板サイト等に鍵盤ハーモニカの寄付の御願いをアップさせて頂きます。
今後もいろいろなことがあると思いますが、貧しい子どもたち、また皆様方のご厚情に報いるためにも精一杯の活動をさせて頂く所存ございます。
                心よりの敬意を       五十嵐敏夫

以下に今回の現地活動の報告をさせて頂きます。

下記小学校で学用品、古着、おもちゃ等の配布を行いました。
ヌエバビスカヤ州 アルマグアー小学校
ヌエバビスカヤ州 マソク小学校
先生に各学年(含幼稚園)で、それぞれ貧しい子ども10名の名簿を作成してもらい、その名簿に基づいて配布を実施しました。

下記貧困地区で学用品、古着、おもちゃ等の配布を行いました。
ヌエバビスカヤ州 ドウケ地区
マウンテン州   カンイオ地区
マウンテン州   バイヨ地区

貧困地区での配布

土砂崩れの道

カンイオ地区へ行くには片道2時間以上の徒歩行程があります。
撮影時は晴れてきましたが、時折雨も降る変わりやすい山の天気で土砂崩れ等の危険地区通過では緊張しました。
そして最後は道幅の狭い田んぼの中を行きます。
                (カンイオ地区)

果たされなかった再会

2019年の活動でバイヨ地区でゴム草履が欠けた子どもの報告をさせて頂きました。その子の靴のサイズを私に聞いて、購入して下さった方から靴をお預かりいたしましたが、彼女は州都ボントックに寄宿して不在でした。
ご家族に渡す方法もあるのですが、服、靴等つきましてはサイズの合うことを確認し配布させて頂いております。
このため、誠に勝手ではございますがカンイオ地区でサイズが合いましたこちらの子へ手渡しさせて頂きました。
なお本人への事前連絡は2019年の写真の裏にメッセージを書き、同じ地区の人へ手渡しましたが、再会出来ませんでした。
                (カンイオ地区)


かけたゴム草履  ≪活動報告 (2019.8)より≫

歩きにくいそうな子がいたので足元を見ますとゴム草履の親指部分が大きくかけていました。
残念ながら彼女に合う靴のサイズはもうありませんでした。
次回必ず靴を持って行くこと伝え再会を約束しました。
                (バイヨー地区)



果たされた再会

2019年の活動報告に生理用品のことを報告しましたが、複数の方から洗って何回も使える生理用品を寄付いただきました。
彼女は3年前の写真左側の少女です。
今日はジャンケンをしなくとも良いから。
しかも、洗い替えができるように複数渡すことができました。
勿論3年前の写真右側の少女の分も預かって貰いました。服のようにサイズはあまり関係ないのではないかと考えました。
                (カンイオ地区)


生理用品の配布  ≪活動報告(2019.8)より≫

お預かりしてから時がたってしまったのですが、ボランティアの方から年頃の娘さんへと言う事で洗えば何回でも使える生理用品、他の方からは下着をお預かりしておりましたので該当する子どもにだけに説明し、二人にジャンケンしてもらいました。勝った子は迷わず生理用品を取り、負けた子は残念そうな表情をしました。日本では使い捨てが当たり前ですが、貧困地区の実情を改めて感じました。なお、その他に衣類、学用品も配布しました。
                (カンイオ地区)


消えかかったプリント

彼女のシャツのプリントは、かなり色が抜けていました。
                (バイヨー地区)


穴の空いたシャツ

彼の背中には数多くの穴がありました。
                (バイヨー地区)


お気に入り

この子は帰るときもこのウサギをずっと抱いていました。
このウサギには新しいお友だちとも仲良くして貰いたいと思いました。
                (ドウケ地区)


冬物衣料

南国フィリピンですが、山間部の冬の朝は焚き火をするほどの寒さです。 このため冬物衣料が必要となります。
詳しくは 南国は寒い? をご覧下さい。
                (バイヨー地区)


年下の子どもの面倒をみて

フィリピンでは子どもが、年下の子どもの面倒よく見ています。
この時も中高生が配布の場所まで子どもたちを連れて来てくれました。
この時の配布対象は幼稚園及び小学生ですが、こうなると連れて来てくれた中高生たちに、何も無しとはいかず、余ったものでしたがボールペン等を配布させて頂きました。
                (ドウケ地区)


配布を終えて

大勢の子どもたちが集まりました。
古着を配布した時にはあまり嬉しそうな顔をしなかった右側前列の少女が配布した衣類を既に着ていました。
気に入った服だったようです。
                (バイヨー地区)


お菓子を手に持って

複数の方から子ども食堂用のお菓子等の食品をお預かりいたしましたが、新型コロナウイルスの影響で渡航制限がかかり、また船便につきましても大幅遅延等により輸送することができませんでした。
このため誠に勝手ではございましたが、日本のフードバンクを通じ子ども食堂等に寄付をさせて頂きました。
今回私の方で皆様方からお預かりいたしました同じキャンディ、お菓子を僅かですが購入し配布させて頂きました。
袋から出しましたお菓子等は素早く手が伸びてきて、あっと言う間に無くなりました。                 (カンイオ地区)



貧困地区の生活(ドウケ地区)

貧困地区の様子は今までも断片的に報告させて頂いてきましたが、今回ドウケ地区を例に取り改めて状況を報告致します。

水汲みの仕事

集落に一本の共同井戸です。
多く人々が容器に汲み上げて行きます。
ほとんどの容器は何かの再利用品で、同じ物があまりありませんでした。
                (ドウケ地区)

台所

共同井戸から家まで水を運びあげてきます。
台所はまきを燃料としていました。
また、食器は写真に写っているものが全てでした。
                (ドウケ地区)



家の外観

貧困地区の家はニッパ椰子及び竹で作ったものが多いです。
                (ドウケ地区)


デザインではない

最初見たとき膝の抜け具合はデザインかと思いましたが、ポケットの破れ方を見て、これは決してデザインではないと思いました。
                (ドウケ地区)


竹篭造り

家の外観を撮った写真と同じ家ではないのですが、家の中ではお父さんが一生懸命竹籠を作っていました。
この竹籠カゴの売り上げが彼の家族六人の全ての生活費になります。
                (ドウケ地区)


学校での配布

手作りのサッカーボールと医薬品等の配布

手作りのサッカーボールをお預かりしてから時が経ってしまったのですが、絶対に手渡したいと思い航空手荷物として現地へ持ち込み、管理がしっかりしていますタクタカン先生にお渡し致しました。
また、複数の方からご寄付いただきました現金から消毒用アルコール、傷薬、脱脂綿を購入して先生にお渡し致しました。なお会計報告はページの一番下に記載いたしました。
                (アルマグアー小学校)


生理用品の説明

今回複数の方から洗って何回も使える生理用品をご寄付いただきました。
希望する児童に先生から説明をして頂きました。
子どもたちの真剣な表情を見ておりますと、これがフィリピンの貧しい子どもたちの現実なのだということを改めて感じました。
                 (マソック小学校)



雨の日も通える

毎回同じ説明になってしまいますがフィリピンの貧しい子どもたちの多くのは傘を持っておりません。
このため雨具は喜ばれます。
なお数の少ないものについては先生方に特に貧しい子どもを指名して頂き配布致しました。
                (マソク小学校)


バックを貰って

数の少ないバックについても先生方に特に貧しい子供を指名して頂き配布致しました。
                (アルマグアー小学校)


手作りマスクと説明書き

手作りマスクです。
英語で説明を書いて下さっていましたので、先生から生徒に説明をして頂きました。
日本のボランティアの方々のお気持ちを伝えたいと思いました。
                (マソク小学校)


再会

以前送りましたカレンダーと最後の1枚になってしまいましたが、また会うことができました。
                (マソク小学校)


毎回やっています折り紙教室です

今回は折り紙のご寄付を沢山頂きましたので、子どもたちに家で自由に使ってもらう折り紙の枚数を増やすことができました。
鶴の折り紙は勿論全員合格です。
                (アルマグアー小学校)



袋一杯もらって

子どもたちの顔を見ておりますとまた力が湧いてまいります。
また日本のボランティアの方々に助けて頂き、力も資金も無い私のような者がボランティア活動をさせて頂いておりますことをけして忘れません。
なお、校長先生のご了解を得て子どもたちにはマスクを外し黙撮を御願しました。
                (マソク小学校)



会計報告

現金の寄付を頂きましたので両替し、学校配布用として消毒用アルコール×1本、脱脂綿×1パック、キズ薬×2本、貧困地区配布用として風邪薬×400錠を、それぞれ購入しました。

下記のとおり会計報告致します。



お名前につきましては個人情報保護の観点から控えさせていただきました。
新型コロナウイルスの影響でおよそ2年間現地活動することができませんでした。
前期繰越金はこの2年間にお預かりしたものです。
従いまして一回で全額を使わずに徐々に使って参ります。
現地の学校には医薬品及び保健室がありませんので、医薬品を購入させて頂きました。
なお、現地の状況は ケガ をご覧下さい。






両替書

5,000円  1,900ペソ

0.38  換算率




両替書

電光掲示板のレート換算率表示

マニラ空港第3ターミナルの両替書がメモのような物でしたので、電光掲示板写真で換算率をご確認くださいますようお願い申し上げます。

換算率 ➡ 0.38






領収書①(薬代、学校配布用)

脱脂綿 1パック             94.75ペソ
消毒用アルコール 1本          74.75ペソ




領収書②(薬代、貧困地区、学校配布用)


風邪薬 400錠        3,200.00ペソ
キズ薬 2本             66.50ペソ


                   

ページの先頭に戻る



















inserted by FC2 system inserted by FC2 system